佐賀県は宮崎県に次ぐキュウリ産地。ここでは年間三作栽培する人たちもいるが、その代表的な人が杵島郡武雄町の 梶原雅之さんである。それには当然、暖房機、炭酸ガス施肥装置のほか、光線をなるべく多く吸収させるための被覆資 材等が必要だし、逆に春から初夏にかけては涼しい環境を作らねばならないが、梶原さんはそれをすべてクリアーして 毎年多収穫を実現している。
そのほか病害対策としてチリカブリダニを導入してスリップス、コナジラミなどの予防を している。施設園芸は省エネが強く求められているが、あらゆる省エネ施設、資材を最も早く導入、県下の青年達のモ デルとなっている。