市川さんは現在46歳、「奇跡の清流・仁淀ブルー」と称されている仁淀川にほど近い場所に３～５連棟のハウスが５つあって栽培面積は６反強。毎月収穫出来るようにローテーションを組んで栽培している。労力は家族３人、外国人実習生２人の計５人。品種は横浜植木の「雅」で、自家育苗をしているが接ぎ木はしていない。
うちは祖父の代から農業をしていますが、私はインテリア関係の会社から転職して２００１年からメロン作りを始めました。試食したときの美味しさ、とくに後味の良さに惹かれたんです」
3ケ所のハウスに、三菱ケミカルアグリドリームの８年耐久無滴散乱光農ＰＯフィルム「美サンランスーパーダイヤスター」を展張した。フィルムを通った光が適度な散乱光になることでハウス全体に光が行き渡る。期待出来る効果としては、①午前中の急激な温度変化を和らげて葉焼けを防止する、②葉と葉の間などに影が出来にくくなる、③パイプの影が薄くなる、といったことによって高温期の農作物の収量・品質向上が期待できる。また、冬季や曇天時の光量の確保が出来るので生育遅れの回避も期待出来る。
このフィルムは、ハウス施工でお世話になっている㈱アサヒカガクさん（高知市布師田４２３―１）が薦めてくれました。コスト面や、遮光カーテンがあるので張り替えの手間を考えて８年展張出来るフィルムにしました。光の入り方が以前とは違い、影が出なくなって光がまんべんなく葉や果実に当たるようになりました。生育もこれまでと変わらないようなので、メロン栽培でも安心して使うことができるのではないでしょう
