日原 和夫さん 北海道

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言わずと知れた北海道メロンのレジェンド日原和夫さんは、現在 全ての仕事を専務の潤一さんに任せているが、84歳になったいまも元気で広大な圃場を見回っている。

メロンは時期によって品種を使い分けていて、7月10日から8月31日まではサッポロキングTAが主流で26棟のハウスで栽培している。
これはキング系の赤肉メロンで、草姿はやや節間がつまり葉も小さめで葉柄もやや短い。
成熟日数は45~50日、果肉が厚く芳香性良好で食べ頃がわかりやすい。

資材関係では三菱ケミカルアグリドリームの透明性に優れたPOフィルム「イースター」を展張し、内張りには農ビの「カーテンサンホット」を使用している。
「サンホットは保温性が優れて、ベタつかないのですごく仕事がやりやすくてね。もうかなり前から使っているけれども本当にいいですよ」と評判が良かった。

日原メロンは独特の味や香りがするといわれている。
「北海道でいちばん美味しいメロンを作るという気持ちでやっていかないと自分の仕事が成り立っていかないわけ。土づくりや肥料などなどいろいろなことの積み重ねでそうなったんだけれども、外見の良さと糖度のノリがいいメロンになるように作っているんです。糖度は12度くらいだけれども、本州の15度とかのメロンより美味しいと言われるのは食味がいいから。ケーキだって砂糖をいっぱい使っているものが美味しいわけではないからね」

日原さんは市場出しが当たり前だった時代に自分で販売することを決意する。
当初は売り先を探すのにいろいろ苦労したという。
「通販で売っていくにはどうすればよいのかを考え、まずは職業別電話帳を使っていろいろな所に電話して売り込みました。
買ってくれたある人が翌年に東京都の医師会名簿を貸してくれて、それから口コミで広がって販売が大きく伸びたんです。そのほか料亭とかも訪ねたり、とにかく歩いて売り先を開拓していきました

市場に出たものは1週間から10日経たないと食べることが出来ないけれども、日原メロンは今日出荷したメロンは5日後に食べられます。
ギリギリの日数ですが、逆にお客さんから硬くて食べられないというクレームがありません」
メロンを食べる時期の判断はなかなか難しく、香りがしてきたら食べ頃だとかお客さん任せのところも多い。
「それは生産者からしてみたら逃げるというか責任感がないことなんです。食べ頃をはっき明記して送るようにしたのはうちが一番最初だと思います。これはなかなか出来ないことで市場流通だと難しいでしょうね」

栽培期間中は毎日大変な作業が続くが、見事なチームワークで日々の仕事をこなす日原メロン園に感心するばかりであった。

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